分離可能 AGPTEK 3 in 1 ワイヤレス充電スタンド|底辺を探す旅
深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ
底辺を探す旅
今の世界にはジャンルを具体的に1つに絞ってもそれに当てはまる商品が山とあります。
安かろう悪かろうなんて言葉がある通り、安い物は大抵品質が悪く、かと言って品質の良いであろう高額商品には手が出せない。
このブログはそんな、ものすごく金の使い方に偏りのある私ことナナシの低価格だけども実用的なラインギリギリを攻めたガジェットを探す、その軌跡。

きららに関しては出費に躊躇いがないんですけどねぇ。
ワイヤレス充電スタンド

私はもっぱらのappleユーザーです。
決して信者ではない。
イヤホンはairpods pro。
スマートウォッチはapple watchとappleユーザーの中からコレら3つをまとめて3種の神器と呼ばれる物を一通り持っています。
iphone Xもairpods proもワイヤレス充電が出来るしapple watch にも充電時の置き場所が欲しいということで、コレら3つを合わせて充電できるやっすい充電スタンドを探していました。
条件は
- iphone、airpods proをワイヤレスで充電できるスタンド
- apple watch の充電スタンドも兼ねてる
- 安い
airpodsをライトニング端子に直接ぶっさすタイプのスタンドは多くあれど、ワイヤレスで充電するスタンドが付いてるのってほとんどないんですよね。
そんな中探り当てたのがコレ。
AGPTEK 3 in 1 ワイヤレス充電器
お値段3380円。
見た限りコレより安く、かつそれなりの品質が期待できそうなのはありませんでした。
上の条件を満たす最底辺の商品がコレだと言っても過言ではないでしょう。
私がコレを買ったのが5/9。
もう3ヶ月以上使ったのでこの商品の使用感について良いところともちろんあります悪いところを書いていきます。
こういう商品って大体ネットにレビュー記事が出回ってないですからなにかの参考になれば。
と思っていたのですがどうもこの商品、既に取り扱いが終了しているみたいです。
良いところ
いきなり貶してもしょうがないので先に良いところから。
反応速度はなかなかのモノ
スタンドもパッドも置いてから充電されるまでの反応速度は十分すぎるほど速いです。

これはパッドの方も同様。

充電中は下の緑色のランプが点灯するので、見た目に充電で来ていることがしっかり分かってここも良い。

以前に使っていた充電パッドは反応は遅いわ、充電できているかどうかは端末の方で確認しなくちゃいけないわでかなり使い勝手が悪かったのですが、その点が見事に解消されてストレスフリー。
ちなみに以前使っていた奴はこちら。

これはあまりお勧めしません。
理由は上述の通り。
充電速度
これは私調べのサンプル数の少ない検証結果ですが、20%を充電するのにかかった時間はおよそ39分ほどでした。
単純計算100%充電するのに3時間15分ほどかかることになります。
これが遅いのか速いのかは分かりませんが、とりあえず一晩あれば余裕で充電できる程度の速度ではあります。
少なくとも3か月使ってきて、翌朝満充電できていなかったということは一度もありません。
分離できるスタンドとパッド

この商品の大きな魅力の1つでもある分離可能な充電スタンドと充電パッド。
私は訳あってこのように2つに分けて使っています。
特に充電スタンドは、充電中にFace IDによるロック解除が簡単に出来る角度になっているので、これは傍に置いておいて、傍にある必要のないパッドやapple watchのスタンドを離れた場所に置いておく事が出来るのはとても大きな利点かと。
もちろんパッドとスタンドを分けて購入することも出来ますが、その分高くつくしね。
物にも依るけど。
私の場合、欲しいスタンドとパッドを合わせて買うとこの充電スタンドの価格を超えていたのでこれを買いました。
悪いところ
良いところを書いたのだから次は悪いところを。
しかし良いところで書いた通り、スタンド・パッドに問題は殆どありません。
この商品の欠点はほとんどapple watchのスタンド部分に集約されています。
高周波のノイズが出る
これはスタンドをパッドを合わせて使っていたときによく生じていた現象です。
iphone、apple watch、そしてair podsを同時に充電していると高周波のノイズが出ます。
どれくらいのノイズかと言えばair pods proのノイズキャンセリングでも完全に消せ切れない程度のノイズです。
ただしばらく放置して置くとノイズは自然と収まります。
まあまた発生するんですけど。
これが私がスタンドとパッドを分けて使っている理由の1つです。
分離したらノイズも出なくなりました。
明らかに無理のあるケーブルの格納スペース

これまでずっとapple watchは純正のケーブル、つまり買った時についてくるケーブルを使って充電していました、
なのでサードパーティ製の短いケーブルとかは持っていません。
そういった人はこの充電スタンドとはそりが合わないかも。
apple watchの充電スタンドの中にapple watchを充電するためのケーブルを格納するスペースが設けられています。
もう少し正確に言うとUSBハブがスタンドの中にあり、そこにapple watchを充電するケーブルのタイプAの部分を差し込み、充電パッドの給電口から電気を引っ張って来てapple watchを充電しているということです。
この格納スペースが明らかに狭い。
そして純正のapple watchの充電ケーブルに軟性がなさすぎる。
下手しなくても断線してしまうのでは? と思ってしまうほどに窮屈で、しまうのに苦労しました。
サードパーティ製の短い充電ケーブルを合わせて買うと幸せになれるかもしれません。
と言ってもこの充電スタンドが既に終売状態なんですけども。
少し傾いているapple watchのスタンド

apple watchのスタンドは、apple watchのナイトスタンドモードに対応するためか、若干傾斜があります。
はい、apple watchが滑り落ちます。
落ちるといってもスタンドから落ちるようなことはありません。
微妙に下に動き続けるのです。
なので何度も充電されたりされなかったりの状態の繰り返し・・・。
そもそもapple watchの充電速度ってものすごく速いですから、仮に一晩放置していて朝気付いたらスタンドからapple watchが落ちていた、ということがあっても満充電に近い状態にあるはずなので、懸念材料にはなりえないでしょうか。
ただ個人的にapple watchが充電されるときのあのバッテリーのサークル。
あれが視界の端で何度も出てくるのは不快以外の何物でもないので欠点として挙げておきました。
以上、レビューでした。
私の願望を完全に満たし、かつ価格も低く抑えられていて個人的にすごく満足。
air powerの開発が断念された後に「air power alternative」なる商品群が出てきました。
この商品はair powerの掲げる「どこに置いても充電ができる」という目標をまったく果たせていませんが、逆にどこに置いても充電できる必要性ってあんまなくね? と思うようにもなりました。
仮にair powerが発売されてもそれに乗り換えることはない・・・いや、やっぱりあるか。
正直apple wachのスタンドすげぇ邪魔。